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青葱は一年中収穫できる野菜です。
あゆみファームでは、市場出荷用青葱を年二~三回、
加工青葱を年三~四回栽培し、収穫しています。
青葱が成長しやすい温度は約二十度。
季節によって肥培管理や温度管理にも
工夫を凝らしております。
夏は地温を下げるために白いマルチを土に掛け、
その他の季節は黒いマルチ。
加工青葱には虫除けのためにシルバーのマルチを使用。
小さなことですがコツコツと、
きれいな青葱を育てるためには手間隙を惜しみません。
そうして成長した青葱は、
まっすぐピンと伸び、葉先まで鮮やかな浅葱色。
みずみずしく柔らかい春の青葱、
肉厚で甘みの強い冬の青葱……
季節によっても味の変化が感じられます。
主役としても、薬味としても楽しめる
あゆみファーム自慢の一品です。
農業を行ううえで、自然は味方にもなりますし、敵にもなります。
「苦しい」と感じる時期は、やっぱり天災のとき。
特に台風の時期は踏ん張らないといけません。
台風は大切な青葱を倒していきます。
あゆみファームでは、台風の知らせが来ると
社員全員で青葱畑を守ります。
広大な青葱畑に一畝ずつ手作業でトンネルを被せます。
そしてトンネルの上から防風ネットを張って青葱を守るのです。
ちょっとした努力で、台風が過ぎ去った後でも
きれいに育った状態で青葱をお届けできます。
手間だと思われるかもしれませんが、
長年青葱と向き合って出した、最善の方法です。
作物が品薄になりがちな時期でも、
確実に皆様のお手元にお届けできるよう
これからも丁寧に育ててまいります。
口に入るものだから
出来るだけ安全な青葱をお届けしたい。
私たちはその想いで生産に取り組んでいます。
雑草が生えれば、害虫が寄ってくる。
だからこまめな雑草の手入れは欠かせません。
実は水稲も、畑を栄養のある状態に戻すために行う
大切な農耕です。
畑で野菜ばかりを作っていると、野菜が畑の栄養を吸収するため、
だんだん畑自体の栄養が少なくなってしまいます。
その状態で青葱を作ろうとすると、
多くの肥料や消毒が必要になり
私たちの求める青葱とは程遠くなります。
そこで、畑に栄養が少なくなると水稲を作り
藁やもみを入れることによって
また栄養豊かな畑に戻すことが出来るのです。
もちろん温暖な気候と、きれいな水で成長したお米は
つやつやもちもちで美味しく育ちます。
必要以上の消毒に頼らず、食物の力で畑を再生する。
あゆみファームの小さなこだわりです。
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